島田市は、ウエルシア薬局㈱(本社・東京都千代田区)と連携して、移動販売車両「うえたん号」の本格運行を開始している。
高齢化の進む中山間地区を対象に、日々の買い物にも不便を感じている高齢者の生活支援として、島田市と同社が連携し、移動販売車両「うえたん号」が始動した。月曜から金曜までの平日、日用品、化粧品、酒、食品、健康食品等の生活必需品を積んだ「うえたん号」が1日4〜5カ所の地区を巡回し、販売を行う。
車両にはタブレットを搭載し、必要な商品は事前注文で次回巡回時に渡すこともできる。また、クレジット・キャッシュレス決済、Tポイントの付与もでき、収納代行サービスも行うという。実店舗と変わらないサービスを「うえたん号」で受けることができる。
また同社のコミュニティスペース「ウエルカフェ」で薬剤師や管理栄養士による相談会や講習をオンラインで繋ぎ、健康管理のほか、人と人とのコミュニティも深めていく。
ウエルシア薬局は「この取り組みを先行事例として、買い物客の困りごと解決に向けた提案を今後も続けていく」と語っている。