静岡マーケティングサロンは、実戦形式でマーケティングを学びたい人のためのサロンだ。主宰者の山﨑啓輔さんは、「私が考えるマーケティングの定義は〝売れる仕組みづくり〟ではなく、〝良いものを必要としている人に届けるしくみ〟を構築すること。静岡マーケティングサロンはそのスキルを身に着けるための勉強会や交流会を開催しています」と話す。
サロンは会費制で月3500円。約60人のメンバーが在籍しており、経営者や個人事業主が半数、マーケターが半数という構成になっている。「メンバーが実行しているマーケティングのアクションをシェアしています。成功事例も、失敗事例もありますが、実際に起きたことを話してもらい、情報を共有したり、意見やアイデアを出し合ったりすることで、経営者とマーケターがそれぞれにスキルアップをはかっています」。
①入門者向け②中級・上級③交流イベント④リアルイベント—という4つのコースを設け、サロンを運営しており、①〜③はオンライン開催、④はリアル形式の催しとなっている。「各コースを月に1回ずつ行っています。現在20〜50代のメンバーが揃っていますが〝自分のブランドを持ちたい〟〝ECサイトで自社製品を販売したい〟など参加目的もさまざまです。民間の個人事業主や小規模事業者が今どのような課題を抱え、何を欲しているのか知りたいという目的で参加している公務員もいます」と山﨑氏は話す。
サロンの交流を通じて会員同士で仕事が生まれるケースもあるという。技術論よりも実例から学ぶことを大切にしていると山﨑氏が話すように、メンバー同士が良い刺激を与えあいながら交流を深めている様子だ。「私自身も今年4月にマーケティング会社を退職し、独立しました。いろいろとチャレンジしたいですし、マーケティングで静岡を盛り上げたいという仲間も募集しています。見学もできますのでお問合せ下さい」。