日本茶に特化したパッケージ会社の㈱吉村(東京都品川区、橋本久美子社長)は、茶葉自体をフィルターにして日本茶をドリップする沈殿抽出式ティードリッパー「刻音(ときね)」で新しい日本茶の楽しみ方を提案している。
〝日本茶800年の歴史に、新たなときを刻む茶器〟と話題の「刻音」は、2年間に500回もの試行錯誤を経て、2021年12月に発売した。ペーパーフィルターやステンレスの茶こしなどを使わずに、茶葉をフィルターにしてろ過する「沈殿抽出式」という独自の方法で、クリアでありながら味わい深いお茶を抽出することができる。また、本体などは半磁器(波佐見焼)を、サーバーは耐熱ガラスを使用し、お茶の自然な風味を保つために金属を一切使用しない点にもこだわった。現代のライフスタイルに合うのはもちろん、お茶の繊細な個性(香り、うま味、渋み)をしっかりと引き出し、お茶を淹れるプロセスそのものが楽しくなる茶器となっている。
21年秋に東京都内で開催した、LIFE×DESIGNインターナショナルギフト・ショーではベストコンセプト賞を受賞。今年5月には、ビーミングライフストア byビームス新静岡セノバ店で開催した、新たなお茶の楽しみを提供するイベント「お茶する?〜ビーミング流お茶のススメ〜」に同商品を出展。また富士山静岡空港の旅客ターミナルビル3Fにも同商品が展示されている。同社静岡営業所(焼津市越後島408)商品物流部商品管理課の長谷川智巳課長は「お茶が抽出される様子は、まさに砂時計のようです。ゆったりとした時の流れを感じてみてください」と話している。
材質は、半磁器(波佐見焼)、耐熱ガラス。直径95㎜×高さ169㎜、実用容量300㎖。食洗機使用可能。購入は同社のオンラインショップから可能。価格は6820円(税込)。
- 問い合せ、054・627・6211 (静岡営業所)