富士市と富士宮市で40年余り学習塾の「秀峰スクール」を運営する代表の金原伸充氏は、今年4月に富士市で初の単位制・通信制高校「わかば高等学院富士校」(富士市横割3─1─8)を開校した。
同学院では発達と学習支援のノウハウを生かし、就職も含めた高校卒業後の自立サポートを行う。教育には2つの柱があり、一つは特別支援教育。放課後等デイサービスを併設しており、個々の特性に応じた学習を通して、進学、就職や福祉的就労等、個々の状況にふさわしい進路につなぐ。もう一つは個別対応教育。こちらは生徒一人ひとりの状況とコンディションに合わせ、教員と一対一の関係で学習を進めていく。登校日数は週1日から週5日まで状況に応じて選ぶことができる。
授業カリキュラムは午前中は高等学校で必修科目のレポート提出、午後は放課後デイサービス内でパソコンスキル習得など個性に合わせた時間割となっている。
金原氏は生徒との入学前面談だけでなく、保護者との面談時間も大切にしている。金原氏は「心配事や不安なことを聞くことに徹しています。親御さんの負担を減らし、いままで背負ってきた肩の荷が下りてもう一つの居場所を感じてほしい。気軽にご相談ください。生徒の伴走者となり、卒業後、一般就労できるようフォローしていきます」と意気込む。
同氏は、富士市内で放課後等デイサービス「アイズ」も運営している。
- 問い合せ、0545・67・5551