割烹海舟（牧之原市）で現役板前を務める長野義稔さんが運営する革工房レニレザークラフトは、シェリダンスタイル・カービング（彫刻）の技法でデザイン制作したライダー向けロングウォレットの販売を開始した。
長野さんは８年ほど前から勉強を始め、独学でシェリダンスタイル・カービングの技法を取得。ライダー向けのロングウォレットやベルト、ライターケース、コイントレーなどのデザイン制作を手がけてきた。「シェリダンスタイルは、アメリカのワイオミング州シェリダン地方発祥のカービング様式で、繊細で流れるようなラインを描くフラワーパターンが特徴です。ナイフや刻印棒で、切彫りしながらデザインを施していきます」。これまで友人や割烹料理店の来店客に頼まれてオーダーメイド商品を作っていたが、依頼者からの評判も上々だという。「直接お会いして革の材質やデザイン、寸法など細かなアドバイスをしながら納得できる製品作りに取り組んでいます。おかげさまでたくさんの〝ありがとう〟という感謝の言葉を頂き、どうせならば、もっと大勢の方に革製品の良さを知ってもらいたいと考え定番商品（既製品）を販売することを決めました」。
今回発売したのは、ロングウォレット生成りタイプ（ベージュ色系）及び黒タイプ（６万６０００円）とベルトループ（１万３６００円）。「繊維が良くしまった牛革のツーリングレザーにシェリダンスタイルのカービングを施し、牧之原の波をイメージした作品に仕上げました。ロングウォレット、ロープ、ベルトループの３点セットもご用意しておりますので、ご興味のある方はぜひお問い合わせください」と話している。
- 問い合せ、０９０・５８６０・６６０３