近年、中小企業の事業承継が多様化している。親族内承継が中心であった中、M&A型事業承継や外部招聘型事業承継が増加している。事業承継の多様化は、中小企業の存続に寄与している。他方、中小企業の事業承継において、新たな課題を検討すべき時期に来ている。本講座では、「伴走型事業承継」という承継モデルを紹介する。伴走型事業承継は、現(先代)経営者と後継者が並走しながら事業承継プロセスを設計する考え方だ。具体的な事例をもとに、いかに経営戦略と事業承継との整合性を図るのか、いかに後継者を次期経営者として育成するのか等、受講者と一緒に考えていきたい。