一般社団法人静岡県トラック協会 女性部会（中村有子部会長）は、三井住友海上火災保険㈱静岡支店（谷口健一支店長）とＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）推進に関する包括連携協定を締結した。相互連携を強化し、ＳＤＧｓの推進に向けた取り組みを通じて地域社会の持続的な発展につなげる。また、同協会会員企業が“選ばれる”運送事業者であり続けるための一助とするため、同協定を締結する。
７月25日に静岡県トラック会館（静岡市駿河区池田１２６─４）５階大会議室で行われた締結式では、中村有子部会長と谷口健一静岡支店長が協定書を交わした。今後は女性部会会員企業などの育成・振興に向け、相互に連携して経営支援を円滑に行うことでＳＤＧｓの取り組みを推進し、トラック運送業界の抱える環境問題や事故防止対策、雇用対策など、さまざまな課題解決に役立てていくことで、持続可能なトラック運送業界の実現を目指していく。
谷口支店長は「ＳＤＧｓの普及啓発を通じて、トラック運送業界の課題解決と会員各社の事故防止や働き方改革を支援していきたい」と話し、中村有子部会長は「トラック輸送は日本の経済を支えるライフラインの機能を担っているが、燃料の高騰や人材不足、長時間労働など課題も抱えている。これを機に会員企業のＳＤＧｓの理解促進を進め、持続可能なトラック輸送を実現していきたい」と抱負を述べた。
女性部会では、誰もが活躍できるトラック運送業界を目指して、業界の人材確保対策・女性活躍促進をはかるため、女性ドライバー（トラガール）の周知・啓蒙に積極的に取り組むとともに、業界イメージアップ広報などを行っており、令和３年度からは親会理事として女性の声を業界に反映させる役割も担っている。