長谷川建設㈱(榛原郡吉田町神戸652─1、長谷川貴生社長)は9月、本社事務所移転と同時に併設店舗「CoCocafé(ココカフェ)」をオープンしている。カフェは内装・外壁・設備などをすべて「住宅仕様」で造り、モデルハウスの役割も担う。20代〜30代の子育てママをメインターゲットにした。抱負なキッズメニューとともに、子どもにも心地良いと感じてもらえる空間を提供し、住宅工事の受注にもつなげていきたい考えだ。また家具メーカーと提携し、店舗内の椅子・テーブルの販売、オリジナルテーブルの制作なども行っている。
長谷川社長は「本社の新事務所もフリーアドレス(オフィスの中で固定席を持たずに、ノートパソコンなどを活用して自分の好きな席で働くワークスタイル)とし、事務所建築を考えられているお客さま対して、こちらも『モデル事務所』となるようにしました。ただ、それ以上に社員の皆に心地よい空間を提供し、それぞれが幸せな働き方を見出してもらうというのが一番の目的です」と語る。
創業57年目。現社長の貴生氏は5代目となる。同社は鉄骨の溶接を主とする会社としてスタートし、鉄骨建築の分野にシフトした。以降、事務所や工場・倉庫などを多く手掛けている。先代社長からは木造建築の設計・施工も手掛けるように。3年前からは建築家とつくる家「R+house」に加入し、従来の鉄骨建築に加え、木造建築の受注も増やしていく考えだ。
「私は7年前に社長となり次世代に生き残る会社とするため『みんなが笑顔になる為に』をモットーとした経営を進めています。今回、カフェを併設したもの、親しまれる店に育て上げ、地域のまちづくりにも貢献したいという思いがあります。社員とその家族、取引先、お客さまや地域の皆さまが笑顔になれるような経営を続けてまいります」。
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