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【大黒屋商事】さくら棒ソフトに続く第2弾商品「わたゆき さくら棒プリン」を発売!

2023/04/05 [04月05日号掲載]

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 ㈱大黒屋商事(藤枝市八幡字宗高521─1、山口夏子社長)は、静岡県のローカル麩菓子である「さくら棒」の粉をかけて食べる新食感の「わたゆき さくら棒プリン」を3月に発売開始した。㈱天神屋とコラボし好評の「さくら棒ソフトクリーム」に続く、さくら棒を活用した商品の第2弾だ。

 さくら棒は「佐藤麩店」(浜松市)が60年ほど前に製造を開始した静岡の麩菓子。お祭りの屋台に並んでいたり、駄菓子屋に売っていたりと静岡県民には懐かしの一品となっていた。そんな中5年前、佐藤麩店が廃業する事になり元祖さくら棒の歴史に幕を閉じようとしていたところ、同社が事業を引き継いだ。

 資金集めのためクラウドファンディング を活用し、さくら棒のファンを募り、事業自体を復活。その後、新しい形の商品を作成し、元祖さくら棒から現代のさくら棒に変化変容をしながら事業を行なっている。

 「わたゆき さくら棒プリン」は昔ながらのお菓子「さくら棒」の新しい食べ方として、さくら棒の粉をトロトロのクリーミーなプリンにかけて食べる。コンセプトは「さくら棒の新しい食べ方」「静岡県に愛されるげんかつぎスイーツ」としている。

 同社は「伝統工芸×新しい試み」をモットーに、全国に発信できるお菓子づくりを目指している。現在、お菓子業界は生産者の高齢化による後継者不足などが原因で多くの店や商品が廃れてしまっているのが実情だという。地元のお菓子文化を守りたいとの思いから「さくら棒」をはじめてとし、絶滅してしまいそうな伝統あるお菓子を引き継ぎ、後世に残すプロジェクトを行っている。

  • 問い合せ、054・641・5200 (担当=取締役副社長・山口毅雄氏)