次世代の焼津ブランド創出協議会(事務局=㈱東海道シグマ教育事業部内)は3月22日、中野弘道焼津市長を表敬訪問した。
同協議会は東海道シグマの福井伸明社長が生まれ育った焼津市に貢献したいという考えをもとに発足。昨年6月に活動の足がかりとして、焼津市内の14事業者(※)が〝キャンプ飯〟をテーマにした商品開発を開始した。「日本有数の〝さかなのまち〟であるとともに、食品加工業が盛んな焼津の伝統文化を受け継ぎながらも、これまでとは違ったアプローチの仕方で商品を世に広めていくことで地域に貢献したい。焼津の名を全国に広めたいという20〜40代の若手が集まり、14種類の『やいづキャンプ飯』を商品化しました」(広報担当・岩崎真紗美さん)。
表敬訪問当日は福井社長のほか、㈱川直の山口高宏氏、㈱新丸正の平岡智真氏らが参加。川直の『燻製茶漬け』と新丸正の『削る鰹』を試食した中野市長は「キャンプ飯や防災備蓄品として活用できる商品と聞いていますが、時短の食事やおつまみにも最適だと思います。ぜひ若い力で焼津を盛り上げてください」とエールをおくった。
表敬訪問後のインタビューで山口氏は「焼津には港町という伝統がああります。〝キャンプ飯〟というこれまでになかった切り口で新しい風を吹かせたい」。また平岡氏は「ナイフで簡単に削って食べられる鰹節です。〝削る〟という体験を楽しんでもらうとともに、商品を手にした人に焼津の魅力を伝えられたらうれしい」と力を込めていた。
※あまる斎藤商店、シーラック、新丸正、石田缶詰、寺岡けい吉商店店、マルイリフードサプライ、福一漁業、めぐみ珈琲ラボ、カネオト石橋商店、ヤギショー、いちまる、天神屋、はれ日和、川直