㈱ウモリスタ一級建築士事務所(山﨑久順社長)が事務所を移転した。新事務所内には地域貢献の一環で〝省エネ〟や〝快適な暮らし〟の相談所「碧(みどり)と暮らしの相談所」を開設した。住所は静岡市葵区上足洗4—6—1ひまわりハイツ101。
「碧と暮らしの相談所」は、誰もが気軽に一級建築士に住宅の相談ができるというコンセプト。断熱や照明、換気、気密、太陽光発電、V2Hなどさまざまな相談に応じ、必要に応じて診断や、相談者に適した商品やメーカー、工務店などを紹介する。山﨑氏の「多くの人に、無理なく快適な住まいを手に入れてほしい」という思いから開設に至った。地域住民に身近な存在に感じてもらうために、相談予約が入っていない時にはワークショップ開催や地域の交流場として多くの地域住民が同相談所に訪れているという。山﨑氏は「設計事務所というと、敷居が高いイメージがあると思います。それを払しょくするために誰でも入りやすい店舗型事務所兼相談所に設計しました」という。
建物は築42年のテナント。事務所は山﨑氏が実際におすすめする断熱材を使用したり、ペアガラスとトリプルガラスの比較ができるような窓を作ったりと、モデルルームとしても機能している。「電気代の高騰などで〝省エネ〟や〝快適な暮らし〟がやっと脚光を浴びはじめている感覚です。光熱費が月に1万円変わると、10年で120万円、30年で360万円です。もう家を建てた人も、これから建てる人も、お悩みや困りごとがあればぜひ相談してください」と話している。
同社は、「後世まで安心して暮らせる環境と文化を残す」ことを使命に、エネルギーコスト削減や換気・調湿・全館空調などの快適な暮らしを提案している。
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