㈱ナカノ(静岡市葵区太田町12、山本雅裕社長)は、静岡市の老舗焼肉店『文田商店』とのコラボ事業として、焼肉の冷凍自動販売機を本社ビル前に設置した。
自動販売機で取り扱っているのは、和牛カルビと牛タンの切り落とし、ホルモンがセットになった『まんぷく焼き肉セット』や『煮込み』などの文田商店の人気メニューと、新鮮な苺を練乳とともにアイスにした『まるごといちごアイス』などのスイーツ、合わせて8種類。ナカノとしても文田商店としても初の試みだ。「日々のちょっとしたご褒美に文田商店の焼肉をぜひご家庭で堪能していただきたい。お客さまが飽きないように商品も定期的にリニューアルしていく予定です」(事業担当・山本蒼士郎(そうしろう)氏)。
来年、創業130周年を迎えるナカノの歴史は明治27年に米穀類販売を営むことから始まった。その後、食料品からプロパンなどの燃料、住宅設備へと時代のニーズに合わせて取り扱う商品を変えてきた。現在の主力はリフォーム事業とビルテナント事業だ。本社ビルは5階建で、美容院や学習塾、介護サービスなど14社がテナントとして入居している。レンタルスペースも充実しており、3階のジムを利用するパーソナルトレーナーや屋上で富士山や静岡の街並みを背景にMV撮影やBBQに利用する人たちも増えてきているという。「長年事業を続けてこられたのは、お客さまと太田町のおかげです。冷凍自販機事業が地域の話題づくりに役立てればうれしい」(山本社長)。
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