㈱オリーブ(富士市中野614─14、金森汐里社長)は、富士・富士宮で生産された茶葉を原料にタブレット状に固形化した“たまちゃ”を開発し、販売をはじめた。富士・富士宮の茶農家7人で構成されるPGT協議会と製茶機械販売の㈱金森機械(富士市中野614─14、金森直人社長)が持つ独自の加工技術を使って茶葉100%で無添加のタブレット(特許出願準備中)を製造し、真空パックに密封した。そのため、いつでもリーフで飲むお茶と同じ風味や香りが楽しめるほか、レモングラスなどを配合した“たまちゃ”もあり、若い女性を中心に人気を集めている。
民放の情報番組に紹介されたことをきっかけに、全国から注目を集めるのが『今日のご予Tea』とネーミングされた商品だ。個性豊かな7種類の“たまちゃ”を詰め合わせたお茶のアソートで、レモングラスの爽やかな香りが特長の“ひとときのブーケ”や、ジンジャーをブレンドした“スカーレットサマー”など、急須で味わう1回分の茶葉をタブレットにした。タブレットには茶農家の屋号が刻印されており、味覚だけでなく視覚的にもそれぞれの違いが楽しめるように工夫を凝らした。
『今日のご予Tea』は、静岡県富士山遺産センターや道の駅 富士川楽座、オンラインショップ(https://pgtea.stores.jp/)などで購入できる。なかでもハーブ茶に代わる新しい飲みものを探している若い女性や、ホワイトデーや記念日のプレゼントに買い求める男性も多いという。金森汐里社長は、「茶葉を計量して急須に入れる手間がいらないため、これまでお茶を飲む機会の少なかった若年層に訴求する人気商品にしていきたい。今後はお客さまのご要望に寄り添いながら、“たまちゃ”のバリエーションを増やしていきたい」と期待を寄せる。
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