静岡県スポーツ・文化観光部観光交流局観光政策課は７月11日、鈴木学園中央調理製菓専門学校静岡校で、第１回ガストロノミーツーリズム研究会を開催した。
近年、その土地の気候風土が生んだ食材や習慣・伝統・歴史により育まれた食を楽しみ、旅するガストロノミーツーリズムが注目を集めている。静岡県でも〝静岡の食文化〟をツールとして、観光客を呼び込む取り組みに力を入れており、ガストロノミーツーリズム研究会もその一環として行っている。今年度は全６回の開催を予定しており、第１回はクラフトウイスキーを製造するガイアフローディスティリング㈱の中村大航社長の講演と、中村社長、ふじのくに地球環境史ミュージアムの佐藤洋一郎館長、静岡県工業技術研究所沼津工業支援センター上席研究員の袴田雅俊氏、高草ファミリー農産の小畑幸治氏の４人によるパネルディスカッションを行った。講演の中で中村社長は〝ローカルを極め、グローバルに輝く〟ことを目標に事業に取り組んでいることを紹介。「ガストロノミーツーリズムをいかに事業の中で実現できるかを追求していきたい」と今後を展望した。
講演・パネルディスカッション後の交流会ではガイアフロー静岡醸造所の『静岡産ウイスキー』やうしづまチーズ工場のチーズ、静岡ブランド豚『Ｅ—ＲＥＸ』のソーセージなどを食しながら交流を図った。料理の盛り付けは鈴木学園の学生たちが担当した。なお、今後の予定は特設サイトにて公開している。