しずおかフィナンシャルグループの投資専門会社である静岡キャピタル㈱（静岡市清水区草薙北２─１、久野託司社長）は「事業承継バイアウト」業務に特に力を入れている。
同社の事業承継バイアウトとは、業界や地域に貢献しているが、後継者不在といった課題を抱える企業を買収し、経営体制の見直しなどを行いつつ、しずおかフィナンシャルグループのプラットホームなどを最大限に活用し、企業価値を高め、別の会社や社内人材登用により経営を引き継ぐスキームだ。徹底して投資先に寄り添うサポートにより、従業員の雇用確保やエンゲージメントの向上、産業育成などといった多方面でのメリット（経済効果）が望める。
久野社長は「事業承継バイアウトは投資専門会社だからこそできる業務で、地銀系の投資専門会社が同サービスを展開するのは全国で初めてのケースとなります。Ｍ＆Ａ業務と似ていますが、全く異なるもので、取引先などのしがらみを気にすることなく事業承継を進めることができます。後継者問題に悩む企業さまはお気軽に相談先の一つとして考えてほしいと思います」。
同社はこのほかに、株式公開を志向する未上場企業を支援する「ＶＣファンド」（昨年度投資実績は26件＝１２１６百万円）、中小企業基盤整備機構や地域金融機関などと連携し、投融資や経営支援を通じて事業再生を支援する「中小企業支援ファンド」（昨年度投資実績は５件＝７１２百万円）、事業承継や子会社の独立、事業再構築などの事業の永続性にニーズを抱える企業を支援する「ＰＥファンド」などを展開している。「企業価値の最大化」「企業の問題解決」「事業再生支援」のエキスパートだ。
- 問い合せ、０５４・３４７・２２１０