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【富士ゴム産業】国際福祉機器展に初出展義足・義肢用の自社製品などをPR

2023/11/05 [11月05日号掲載]

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 富士ゴム産業㈱(静岡市清水区八坂北1—21—37、宇佐美裕之社長)は9月27日〜29日に東京ビッグサイトで行われた国際福祉機器展2023に出展した。

 国際福祉機器展は国内外の福祉機器を一堂に集めた業界最大級の展示会だ。富士ゴム産業が同展示会に出展するのは今回が初めて。〝福祉業界をスポンジで支える〟をテーマに開発を進めていた義足・義肢用の自社商品などを展示紹介した。

 同社は『スポンジで世界を楽しく!』という企業理念に基づき、スポーツやアグリ分野の製品開発に取り組んできた。昨年秋からは〝障がいのある人たちに役立つ事業を展開する〟という宇佐美社長の考えのもと、福祉製品の開発に着手。ユーザーの声に耳を傾けながら、義足・義肢用のアタッチメント部分に使うクッション材の開発に成功した。「より細かなオーダーメイドに対応するため、0・1mm単位で加工できる精密機械を導入しました。わずかな差に感じますが毎日義足・義肢をつけている人にとっては大切なこと。製品を世に広めることで、少しでも快適に生活できるお手伝いができればと思っています」(宇佐美社長)。

 展示会では車いすや医療ベッドに関する問い合わせが多く寄せられたことから、今後はそのニーズを満たす製品開発を進めていく方針だ。「素材選びから加工、納品まで一括請負できることが当社の強み。福祉分野の製品を充実させていくとともに、2024年はファッション分野への進出も計画しております」と宇佐美社長は話している。

  • 問い合せ、054・367・0131

 

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