㈲森平製材所の森正芳社長と一級建築士事務所石川正子設計室の石川正子代表、（同）クアチュオールの松岡夏樹代表が９月、巴バーガー（静岡市清水区巴町７─20）をオープンした。
２０１７年10月、空き家や空き店舗などが増えている巴川地域で空き物件を有効活用し、まちづくりやにぎわいづくりの一環で新たな価値を創るため3人で共同経営を決めた。翌年２月よりイベント出店を続け、実店舗での販売を開始した。「巴川地域は非常に風情があり、後世に残したい場所。『巴バーガー』を清水名物にしてこのエリアを再び盛り上げていきたい。地元の方をはじめ、年配者から若者、子どもまで多くの人が集まり、憩いの場になればうれしい」と3人揃って話す。
巴バーガーは地元の食材を使用している。ゴロゴロした食感の牛肉１００％パテと新鮮なトマト、レタスを麹を含んだ香ばしいバンズに挟み、ピクルスの代わりに“鮨のまち清水”をイメージする「ガリ」を加え、自家製バーベキューソースで味をまとめている。同店の杉山巧店長は「『ガリ』が主役のバーガーは清水でのみ味わえる貴重なもの。川沿いで食べ歩きもできます。気軽に召し上がってほしいです」と誇らしげに話す。
同店には巴バーガーのほかに特製ワサビソースを使用した「まぐろかつバーガー」やハニーマスタードソースが決め手の「フライドチキンバーガー」、「えびかつバーガー」と計４種類のバーガーが揃う。いずれもタルタルソース、チェダーチーズ、ブルーチーズをトッピングでき、さまざまな味を楽しむことができる。フライドポテトとドリンクのついたセットメニューも好評だ。
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