OA機器販売・修理、事務用印刷機械、事務用機械器具販売などを展開する㈱謄文堂(静岡市葵区本通4─1─4、内山賀之社長)は2月14日、15日にツインメッセ静岡西館第2小展示場で「100周年記念フェア」を開く。
高速フルカラープリンター、プロダクションプリンター、デジタルサイネージをはじめ、ノーコードで業務のシステム化・効率化を図る業務アプリ「キントーン」の実演、インボイス・電子帳簿保存法に対応の会計ソフト、また勤怠管理や給与計算ソフトのほか、文具やオフィス家具などを展示する。
同社の創業者・内山重徳氏は、現代の複合機の元祖といわれている謄写版(とうしゃばん)のメーカーに勤めたあと、1924年に独立した。「謄文堂」の社名の由来となっている。謄写版は、ロウ原紙をヤスリの上に乗せて、鉄筆で字や絵を描いて「版」とする。それを印刷用紙の上に置き、ローラーでインクの塗るとロウが削られた箇所だけインクが押し出されて印刷される仕組み。
創業時は学校からプリントの受注を中心に展開し、教材販売なども行った。次第にメーカーとの取り引きを広げ、時代の流れとともにタイプライター、輪転機、複合機、OA機器を取り扱うようになる。中でも、機器の修理やメンテナンスに力を入れ、顧客との信頼関係を重ねてきた。
同社取締役の内山真佑氏は「私たちは事務機器の販売だけではなく、最新の商品やサービスを通して、お客さまが便利でより良い未来を作り上げるためのお手伝い。その信念は決して変えることなく、お客さまからの信頼を第一に地域に根差した事業を進めています」と語る。
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