㈱アイ・テック（本社・静岡市清水区中之郷1─1─15、大畑大輔社長）は清水支店において県内企業として初（※１）となる最大積載量３t EVトラックeCanter®（※２）を導入した。２月９日から営業活動に使用する。
これは、国土交通省が公募した「物流脱炭素化促進事業」の採択事業の一環として実施したもの。これに伴い、同社清水支店の工場屋根上に太陽光発電設備を新設、同支店内に蓄電池とEV充電スタンドも新設する。同社は「今後も環境に配慮した取り組みを促進する」と語っている。
アイ・テックは１９２３年にスクラップ業者として創業し、２０２３年に創業１００周年を迎えた。「どこにでもあるを、未来にも。」をスローガンにメーカーとユーザーを繋ぐ鉄鋼商社。４つの岸壁工場を持ち、鉄鋼メーカーからの鋼材の大量輸送を海上輸送化することで脱炭素にも取り組んできた。また鉄鋼業界は脱炭素化に向けて世界規模の取り組みが進む中で、鉄鋼を取り扱う商社としてさらに取り組めることを考えた結果、国土交通省の物流脱炭素化促進事業にも関連する、物流や工場機能におけるエネルギーの脱炭素化に取り組むこととした。
これまでも全国の各拠点周辺地域を中心とした地域貢献を行ってきた同社だが、本社のある静岡市から新たな社会貢献活動になればと考えている。また今後は、同社が持つ全国の31拠点で脱炭素を始めとした新たな社会貢献活動に取り組んでいくことも検討していくという。
※１＝三菱ふそうトラック・バス株式会社の調査による（2023年12月時点）
※２＝eCanter®は三菱ふそうトラック・バス㈱の登録商標