㈱Minashia(静岡市駿河区豊原町3—15)の岡山晃一郎社長が運営する児童発達支援施設ミナシアBASE(同)とミナシアFriends(静岡市駿河区高松2—17—33)は、保育所等訪問支援事業を開始した。
保育所等訪問支援は、保育所や幼稚園、認定こども園などの集団生活を営む施設を訪問し、子どもの集団生活への適応をサポートする専門的な支援のことをいう。
発達に凹凸のある子どもは、集団適応に悩みを抱えているケースが多い。さらに、保護者が園などでの子どもの様子を把握することが難しく、友達との関わりなどについて心配していることも多い。保育所等訪問支援は、第三者として同職員が介入することで、子どもの発達について関係者間での理解促進と連携を進めること、また保護者の不安を減らし、子どもの円滑な集団生活を支援することが目的だ。
支援を受けた保護者からは「(子どもの)様子が分かって安心した」「以前より集団に入れるようになった」「お友達とのやり取りや、遊ぶことが増えた」と好評だ。連携先の先生からは「(子どもの)伸びをより感じています」とコメントも寄せられている。岡山社長は「昨年夏ごろにこの取り組みをスタートさせ、約半年が経過します。園や学校と子ども(保護者)の橋渡しになることで、双方が良い方向に向かっていると実感しています。園と密に連携できるようになり、発達に関する相談を受けることも多くなりました。静岡市内では当所のような支援施設が約70あるうち20カ所ほどがこの取り組みを開始しています。さらに広がればうれしい」とコメントしている。
ミナシアグループでは、両施設に通っている子どもがいる家庭かつ希望者を対象に、同支援を行う。訪問は平均して月1〜2回程度で、①会議15分②様子の見学(場合によっては支援)30分③振り返りの会議15分程度—を目安に取り組んでいる。
- 問い合せ、054・687・8539