事業者向けITコンサルティングとマーケティング、WEBサイト制作、ITカフェなどを展開するOutput(アウトプット、静岡市清水区銀座4—5)の勝山俊輔代表が昨年3月、㈱静岡マーケティング(同)を設立した。勝山氏は、中小企業庁関東経済産業局が運営する「静岡県よろず支援拠点」のコーディネーターや、静岡市産学交流センターB—nestのIT相談員ほか行政関連の専門家登録メンバーとしても活躍しており、事業者の事業戦略やコンセプト立案からIT化、DXの推進まで幅広くサポートしている。
勝山氏は13年間のサラリーマン時代に新規事業立ち上げや人材採用、経営企画など多くの部門を経験し、2021年に独立した。行政機関などで相談員(専門家)として今までに1000人以上の事業者からのIT相談を受け、解決に導いている。勝山氏は「IT化に悩む本質的な課題は、事業戦略やコンセプト立案にある場合が多い」という。「詳しく話を聞いていくと、売上構成がいびつで、一社に依存している状態にある事業者は多い。全国に目を向けてインターネットを活用し販路拡大を図るまえに、その会社や商品の特徴を棚卸しして、強みを把握する(または新たに作る)必要がある」といい、勝山氏はそこから伴走し、その会社の強みからコンセプトを磨き上げ、事業戦略を組み立てていく。
同社が行うサービスは、コンサルティングのほかWEBサイト制作やリストマーケティング、WEB広告、SNS運用、SEO対策など。「社内に一人いると重宝する〝一人マーケティング部〟のような立ち位置で、中小企業や個人事業主の皆さまの役に立てればうれしい。今までは店舗ビジネスのお客さまが多かったが、今後は問い合わせの多いBtoB事業者のコンサルも受けていきたい」とコメントしている。
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