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【フレアー】第1回名古屋 製造業人手不足対策EXPOに出展外国人労働者の採用支援に注力

2024/11/20 [11月20日号掲載]

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 ㈱フレアー(静岡市葵区西草深町10—1、松下補社長)は10月、ポートメッセなごやで開催された第1回製造業人材不足対策EXPOに出展し、外国人材採用支援サービスをPRした。

 同サービスは、「外国人労働者を採用したいがどうしたら良いか分からない」という事業者に最初の一歩を踏み出してもらうための支援サービスで、言語や文化の違い、受け入れ態勢の整え方、規約、制度など不安感の払拭や初歩的なところからサポートしていく。松下精(すぐる)専務は「すでに外国人材を採用している企業からは『採用して良かった』『真面目な性格で勤勉な人が多い』と高評価をいただいています。企業にとっては人手不足解消のみならず、グローバル展開を目指せるなど可能性が広がります。これは外国人材に限りませんが、人材難の課題に対して対処療法ではなく、根本的な社風・制度改革によって定着を支援していきたい。まずは当社のような派遣会社をうまく使ってほしい」という。

 同社は静岡県を中心に愛知、兵庫、東京などで人材派遣業を展開している。設立は2000年。台湾に現地法人を、フィリピンに日本語学校を有しており、15年ころから特定技能人材など外国人労働者の採用ノウハウも蓄積している。近年は従業員が定着しないなど、人手不足の悩みを抱える企業も多い。人材派遣は、求人募集に要する広告費をかけることなく人材が確保でき、社会保険の負担や雇用リスクがないことなどメリットは多数だという。

 近年、労働人口の減少や高齢化に伴い派遣登録者は40代以上がボリュームゾーンだという。「定年を迎え、制度上仕方なくパートや短時間勤務で働いているシニア人材も多い中、当社は双方にメリットのあるシニア人材の活用提案も行っています。また、『フルタイムで正社員を募集しているがどうしても集まらない』という事業者に、短時間勤務で2人採用したらどうかと提案することも。主婦層やパラレルキャリアなど幅広い人材が候補になり間口が広がります」。