平金産業㈱(静岡市駿河区豊田2—9—17、長島十己知社長)は、日本そうじ協会(今村暁理事長)が主催する掃除大賞2024で環境大臣賞を受賞した。
日本そうじ協会は、掃除の啓もう活動を通じて生活文化と産業の発展に寄与することを目的に設立された団体だ。掃除大賞は、個人や企業などから掃除の活動を公募し、優れた取り組みを表彰するコンテストとなっている。「理念、VISIONとの一貫性」、「無上位」、「全員参加」、「シンボル」、「継続力」、「自発性」、「ドラマ」、「他者(他社)への学びがあるか」、「具体性」、「この1年での進化」、「委員会制度」、「本業の業績」、「社会貢献・地域貢献」、「イノベーション」の14項目を総合的に審査し、各賞を決定した。
2013年度から環境整備に取り組んでいる平金産業では、「(環境整備は)社員が働きやすく誇れる職場づくり」という定義を定め、さまざまな取り組みを実施した。「整理とは、必要なものと不要なものを分け、不要なものを捨てること。整頓とは、3定管理(定位置・定品・定量)のこと。清掃とは、埃を取り除きよい空気環境をつくること。清潔とは、新聞紙1枚程度の範囲を徹底的にピカピカに磨きこむこと—という決まりごとを全社員で共有し、従業員一人一人が自分の仕事の生産性を高め、チーム全体の成果が最大化するような環境をづくりに取り組みました。人間関係を良好にしたり、従業員と会社双方に良い効果をもたらしたりする働きやすい職場をつくることが目的です」。
今後の目標は工場見学者年間50組を達成することだ。「工場見学にきたお客さまに〝あいさつが良かった〟と声をかけてもらい嬉しかった。より多くの方にお越しいただき、当社の事業を知ってもらえたらと考えています」と話している。