楽天㈱静岡支店(静岡市駿河区森下町1─35、太田亮マネージャー)は社会貢献活動の一環として、EC(電子商取引)モール『まなびや』を運営する城南静岡高校の生徒たちに、ECサイトの効果的な作り方や運営ノウハウを伝える講習会を行った。 楽天が展開するECモール『楽天市場』は現在約4万店が出店中。昨年設置された静岡支社は、県内870店の参加店舗の売上向上をサポートする。 一方『まなびや』は城南静岡高校の学生たちが授業を通じて2001年にオープンし運営を続けるECモール。代々の3年生が授業の中で会社を運営し、営業活動や商品開発を行う。昨年売上は180万円で、全国10校のまなびや姉妹店売上合計は1233万円。 講習会では楽天のECコンサルタントが同校を訪問し、ICT科の3年生124名に、楽天の成り立ち・営業方法・ECサイトのページ作成、の3点を伝えた。 「買い物はエンターテインメント」、「売り場→買いたくさせる場で示すのは、Feature(形状・仕様)・Advantage(優れた点)・Benefit(顧客にとってのハッピー)」など講師が運営のポイントを伝えると、生徒たちは真剣な表情でメモを取っていた。太田マネージャーは「まなびやはこれからBenefitの発信に力を入れていくべき。使う側の立場で考えてみてください」とアドバイスした。 『まなびや』は今期売上目標を昨年対比で2倍と設定している。楽天のノウハウを基にこれに挑戦していく。 また楽天は自社ノウハウを活かした社会貢献活動に今後も継続的に取り組んでいきたいとしている。