知久まさひろ会計事務所(榛原郡吉田町片岡326─4、知久正博代表)は、取引先を対象にした“第3回経営支援セミナー”を6月11日、牧之原市静波の総合福祉センター・さざんかで開催、地元中小企業の経営者約30人が参加した。
今回は“売上アップ・黒字決算・借金を減らす実践セミナー”をテーマに、仕事を遂行する上で重要なマネジメントツールであるPDCAサイクルの仕組みや考え方について学んだ。冒頭、知久所長が参加者を前に講義し、「売上をアップさせるために、変動費をいかに圧縮するかが経営者にとっては大きな問題だが、製造を外部に委託していたのではいつまでたっても売上は上がらない。付加価値を取り込むためにはどうしたらいいかを考えなくてはいけない。固定費の削減も大事だが、節約することで社員のモチベーションが下がる場合もある。経費を有効に使って利益アップにつなげてほしい」と訴えた。
その後参加者は4つのグループに分かれて討論した。参加者からは“社内会議をやっていない”“現場での原価管理ができていない”“後継者と意見がかみ合わない”など様々な課題が出され、グループ内で解決策を話し合った。川崎聡副所長は「セミナーを通して課題解決のヒントを見つけて、アクションを起こすきっかけをつかんでほしい」と話した。
セミナーは年4回を予定しており、次回は9月に開催する。
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