いまや経営者やビジネスマンなら知っている著名人である。ベストセラー作家となり、公的な役職も数多く兼任するようになった現在も焼津市(旧大井川町)にある自宅から全国各地に赴く。自利利他を貫き、休日を返上して坂本教授との再会を心待ちにしている中小企業の経営者や、そこで働いている社員に会うために足繁く通う。しかも寄付金を使わず自腹で出向く。何よりも家族を大切にし、東京に生活の拠点を置かないのも家族がいるからと、家族に対する想いは人一倍熱いものがある。今回は坂本教授が世の中に一石を投じたいと意気込む“『日本でいちばん大切にしたい会社』がわかる100の指標”の話題を中心に話しを聞いた。

■略歴

坂本光司(さかもと こうじ)

昭和22年6月、焼津市(旧大井川町)生まれ。昭和45年法政大学経営学部卒業。平成4年浜松大学経営情報学部教授・同大学院教授、平成14年福井県立大学地域経済研究所教授、平成16年静岡文化芸術大学文化政策学部教授・同大学院文化政策研究科教授を経て、平成21年法政大学専門職大学院イノベーションマネジメント研究科兼担教授、法政大学大学院政策創造研究科教授に就任した。専門は中小企業経営論、地域経済論、福祉産業論。