シューズセレクトショップ クワズィー(静岡市葵区鷹匠1─14─1)の運営やクリエイティブディレクターとして“人と人とを繋ぐ”をコンセプトに、デザインを軸に地域経済の活性化を図る太田宗哉氏は、都内にあるアトリエを拠点に活動するアーティスト高橋信雅氏とタッグを組み、富裕層を対象に高級川根茶のブランディングに着手する。
品評会のためだけに、1年間で数キロしか作らないという希少な川根茶を世界に通用する高級ブランドとして製品化し、最終的には世界的に著名な文化人やアーティストなどの“セレブ”に献上したいと考えている太田宗哉氏。
昨年9月に川根町役場からの依頼を受け、顧客を対象に日本茶インストラクターによる“シャンパングラス淹れの冷水出し”とネーミングされた日本茶の新しい飲み方を提案した。その後、常連客からホームパーティーでも楽しみたいといったオファーを受けるなど好評を得た。
4月下旬にはアートディレクターの高橋信雅氏や才能あるデザイナー志望の学生2人を帯同し、川根茶の現場を視察するなど、「これからの川根茶をクリエイトしていくための大きな一歩になればと」と抱負を語った。
また、デザインを切り口に地域経済の活性化を目指す。シューズセレクトショップクワズィーが窓口となり、若手デザイナーの育成や人と人とを繋ぐことによって、デザインにしかできないこと、デザインだからできることを手がけていきたいと言う。「ここに来れば、異次元に繋がったり、何かおもしろいことが生まれる場所になればいいなと思います。これからは企業や街づくりといったものを絡めて、まずは楽しいと感じられることに全力で取り組みながら、将来的には僕らのプロジェクトに関わってくれた人たちに、雇用の場を提供することが起業家としての使命だと感じています」。
●問い合せ、054・293・9300