静岡市清水区のＪＲ清水駅前銀座商店街にあるミニシアター「夢町座」。ここで単館系映画の定期上映を行っている。主催は名画鑑賞会。
「清水映画祭」の運営委員会代表を務める上田紘司氏が、２００８年にＪＲ清水駅前で経営している店舗２階に「夢町座」を開設した。32席の小さな映画館とはいえ、ひな壇を造って座席を並べ、スクリーンを米国から輸入したのは映画好きのこだわりだ。昨年から、良質な映画を観てほしいと厳選した名画を定期上映している。
「妻への家路」
「あの日の声を探して」を上映
11月19日㈭から26日㈭は「妻への家路」（監督／チャン・イーモウ）を上映する。記憶障害の妻は、夫を他人だと思い込む。そんな妻に寄り添い続ける夫の愛情を描く。巨匠チャン・イーモウ監督と国際派女優コン・リーの感動作。また、12月17日㈭から12月24日㈭に上映するのはアカデミー受賞監督が難民キャンプを描くヒューマンドラマ「あの日の声を探して」。戦争で両親と声を失った少年が難民キャンプで懸命に生きる姿を描いたヒューマンドラマ。ロシアの侵攻が原因で両親がこの世を去り、声まで失ったチェチェン少年が、ＥＵ職員の女性と出会い、生き別れた姉と弟を捜すため必死に生きる姿を映し出した作品。
上映時間はともに11時、15時、19時の３回。入場料は９００円（前売券８００円／日にち指定）。夢町座の所在地は静岡市清水区真砂町２─31（２階）。
問い合せ、０５４・３６６・５９０３