静岡日仏協会とフランス・カンヌ市に拠点を置くカンヌ日仏協会は、静岡市とカンヌ市の姉妹都市提携25周年を機会に、両市の「姉妹通り」づくりに向けて動き出している。シズオカ×カンヌウィークのメーン会場である「七間町通り」(静岡市葵区)と、カンヌ市の旧市街地にあり、伝統的なフランスの街並みが残る商店街「メナディエ通り」をそれぞれ候補としている。4月ごろからフェイスブックを立ち上げて月1~2回程度の頻度でお互いの「通り」の歴史や店舗、イベント情報などを紹介する。お互い日本語とフランス語の両方で表記し、交流することから始める予定。
1月25日、カンヌ日仏協会のシリル・ヴァルニエ事務局長が七間町を訪れ、山本ひとみ静岡日仏協会事務局長、久保耕介七間町名店街副理事長が七間町商店街を案内し、今後の活動について協議した。シリル事務局長は「これを機に、静岡市と本格的な交流が生まれればうれしい」と話す。
静岡日仏協会は、第1回目(2010年)のシズオカ×カンヌウィーク(シズカン)からイベント内容や今後の事業の方向性などをアドバイスしている。一方、七間町通りはシズカン発祥の地。「エンタメの街」としての長い歴史と、石畳や街路樹などが醸し出す雰囲気がイベントにマッチしている。
また、静岡日仏協会では5月14日㈯に、静岡市・カンヌ市の姉妹都市25周年事業の一環として「フランス語スピーチコンクール」を開催するなど、静岡市とカンヌ市のより活発な交流に向けて精力的に活動している。
問い合せ、054・260・4613 (エスパス・エクラタン)