駿府城公園内にある「マロニエ園」を知っているだろうか。昭和32年に当時の静岡市長である山田順策氏の依頼により、パリ市長のレベック氏からマロニエ(栃の木)が寄贈された。それを記念し昭和40年、駿府城公園内(当時の駿府公園)にマロニエ園を東御門付近に整備した。後に、静岡市が同所に巽櫓を整備したことから、現在は「駿府城天守台発掘調査エリア」の付近に移転している。マロニエは、フランス・パリを象徴する木。パリで一番美しいといわれる「シャンゼリゼ通り」は、マロニエの並木道となっている。
「マロニエ・マルシェ」を初開催
「このマロニエ園をいかした催しを」と有志でマロニエ・マルシェを企画し、5月29日①に初開催する。
マルシェは「多民族の集まるパリのマルシェや蚤の市をイメージ」し、飲食や物販などの出店者を集めフランスと日本の友好と融合を表現する。駿府城公園内の小さなパリを演出することで「マロニエ園の存在を知ってほしい」と考えている。当時、パリ市長からのマロニエ寄贈を依頼した山田静岡市長は、これを「市内の都市緑化推進」のきっかけにすることを目的とした。当日、駿府城公園を散策し自然を感じながら〝小さなパリ〟を探してみては?
●問い合わせ先は、マロニエ・マルシェ 事務局(marronnier_marche@excite.co.jp )