㈱田丸屋本店(静岡市駿河区下川原5─34─18、望月啓行社長)は、同社の「チーズとわさび漬のマリアージュカマンベールWASABI」が漬物グランプリ2016のグランプリ(農林水産大臣賞)を受賞したことを受けて、川勝平太静岡県知事を表敬訪問した。試食した川勝県知事は「これは美味しい。ワインにも合う。静岡県を代表するカナッペになる」と絶賛した。
「カマンベールWASABI」は今年4月、東京ビックサイトで開かれた「漬物グランプリ2016」の法人の部でグランプリに輝いた。同社が静岡市産学交流センターの「静岡おみやプロジェクト」に参加して開発したもの。わさび茎のシャキシャキ感とカマンベールチーズのとろっと感が楽しめる。本場フランス産、白カビタイプのカマンベールチーズを80%以上使用している。ワインと共に落ち着いた夕食(晩酌)を演出する、オシャレな洋風わさび漬とした。20代~40代女性をターゲットにクラッカーなどにディップして食べる商品だ。価格は税込で594円。同社によると「受賞後の売上が好調で、小売店からの引き合いも相次ぎ、今最もホットなアイテムとなっている」という。㈱田丸屋本店は141年前からわさび漬を主体に、さまざまなわさび加工食品を開発・販売するわさびの総合メーカーとして事業展開している。
「漬物グランプリ」は、全日本漬物協同組合連合会(東京都江東区)が主催するもので、日本の伝統的な食文化である「漬物」を通じて、日本の食文化のさらなる発展と地域の漬物文化の価値を再認識し、地域活性化を目指すことを目的としている。
●問い合せ、054・258・1115 (同社R&D〈リサーチアンドデベ ロップメント〉部)