静岡を拠点に発行する大人のためのフリーマガジン「Baratee(バラッティ)」編集長として活躍後、昨年4月に自ら編集事務所「静岡編集舎」を設立した永松典子さん。「静岡人みんなが『静岡』編集人!」を合い言葉に、長年夢に描いた「静岡を元気にする仕事」をカタチにしていく。2月26日からスタートする静岡県中部地区エリアインバウンド事業「INSHIZUOKA.COM」は、WEBサイト運営を中心に、さまざまな活動を織り交ぜながら、静岡を海外発信してインバウンドの促進をサポートする。一番の特徴は、永松さんをはじめとする日本人と外国人スタッフによる「徹底した旅人目線」で、地元住民が気付いていない静岡の新たな価値を見出すことだ。
永松さんは静岡市出身。高校卒業後は海外や東京で暮らし、約10年前に家族を連れて静岡に戻ってきた。「静岡市では若者の流出が叫ばれていますが、また帰ってきたくなる街であるように、今の大人ができることがあると思います。外からの視点で見れば、静岡市にくることはアウトバウンド。だからインバウンドとアウトバウンドの考え方のバランスがとても大切です。これから面白い発見ができるのではとワクワクしています」と話す。
「IN SHIZUOKA.COM」では、海外に向けてPRしたい企業や店舗を対象に多言語HPやパンフレット、サイン看板などの制作も展開するほか、外国人が日本人と交流するインバウンド交流会や外国人向けのオプションツアーの企画、イベント情報を発信する英語トーク番組制作なども計画している。
●問い合せ、054・659・1104 (㈱静岡編集舎)