㈱森島農園(浜松市東区大島町88、森島恵介社長)の『らくらくごはん』(税抜200円)は、沸騰した湯で加熱するだけで炊き立てのご飯が食べられる商品だ。〝非常食でもお米の美味しさを追求したい〟というこだわりのもと、試行錯誤しながら開発を続け、今年2月ようやく商品化にこぎ着けた。
『らくらくごはん』は特殊加工を施したビニールの中に1食分の米と水が分離梱包されている。米と水の仕切り部分はシール加工となっており、水が入っている部分を米の方に押し込むように力を加えると糊付け部分が剥離。米と水が混ざる仕組みになっている。米と水を充分に混ぜた後は、袋のまま沸騰している鍋の中に入れ約15分加熱。火を止めた後、湯に浸したまま15分位蒸らすことでごはんが炊きあがる。蒸らし時間を調整することで、ごはんの柔らかさを調整することができる。
一人前のごはんを手軽に炊けるという利点を生かし、単身生活者や一人暮らしの高齢者など向けの日常食としての販路開拓も見込んでいる。「『らくらくごはん』は、美味しさと手軽さをとことん追求しました。いざという時の備えとして、また〝美味しい炊き立てごはんが食べたい〟と思った時に、どなたでも簡単に作れるようにしています。今秋をめどに、火を使わずに温かいごはんが炊ける新商品の開発を進めていますのでご期待ください」。
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