I Loveしずおか協議会と静岡英和学院大学及び静岡大学は６月２日、教育の充実及び社会的活動（地域活性化）への理解を深める事業、特に静岡市中心市街地（静岡駅周辺地区）の活性化につながる事業を連携及び協力して実施するための協定と、連携・協力の一環である寄附講座に関する覚書を締結した。
I Loveしずおか協議会の連携・協力のもと、静岡英和学院大学と同短期大学部では「地域創造フィールドワーク」を、静岡大学では「地域連携プロジェクト型セミナー」を実施する。また２大学間についても連携した取り組みを推進するために協定を締結する予定。両大学では、より現実的な地域の課題理解・課題解決に貢献できる「地域人材創出」に一層貢献していく考えだ。
静岡市静岡中心市街地（おまち）の活性化を目指し、平成24年に設立した民間まちづくり団体である「I Loveしずおか協議会」。平成25年から両大学と連携し、学生の視点で地域の課題を抽出し、フィールドワーク等を通して解決方法を研究するアクティブラーニング型の「地域連携プロジェクトセミナー」を毎年実施している。昨年は初めて広告代理店とのタイアップ授業を実施し、課題解決策の企画立案からプレゼンテーションの手法を実践的に学生に学んでもらった。
このほか短期集中型と５カ月にわたる企画推進型の「インターシップ」を行っている。協議会会員企業・団体から参加する社会人とのグループワークを通し、イベントの企画立案から準備・当日運営までを実施する全国的にも珍しいインターシップで、昨年は県内外６大学・約70人が参加している。
I Loveしずおか協議会は、このような活動を通して「おまち」や静岡市への興味・関心を高め、将来のまちづくりの担い手を育成することを目的にしている。今回の両大学との協定締結は、これまでの取り組みをさらに強化し、継続的に実施するために行った。