経済産業省が創設した“おもてなし規格認証制度”の県内唯一の認証機関である静岡商工会議所は10月24日、金認証を取得した県内27事業所に登録証を手渡した。
規格は上から紫、紺、金、紅。自己適合宣言だけで認証を無料取得できる紅認証を除く金認証以上の上位規格は有償で、認証機関である静岡商工会議所の審査を受けなくてはならない。今回、認証機関として初めての審査を終えたことから登録証の授与式を開いた。
始めにあいさつした酒井公夫会頭は「日本はサービス業における労働生産性はまだ低いのが現状。この認証規格はその向上に向けてスタートを切る第一歩。インバウンドの増加に対応するにはサービスの“見える化”が大変有効。この認証規格をこれから県内に広く普及していきたい」と話した。その後各事業所の代表者に登録証を手渡した。
式典には制度を運用するサービスデザイン推進協議会の平川健司理事も出席。「金認証を取得した事業所の皆さまには、今後もぜひサービスのクオリティを高めていく活動を地域に発信していただきたい」と話した。