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【はごろもフーズ】本社を移転し、イノベーションセンターを整備

2018/02/20 [02月20日号掲載]

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 はごろもフーズ㈱(静岡市清水区島崎町151)は、本社を静岡市駿河区に移転するとともに、現本社棟を改築し「はごろもイノベーションセンター」を整備する計画だ。今年10月の稼働を目指している。新本社は、静岡市駿河区南町11─1、静銀・中京静岡銀行駅南ビルに移り、3月26日から業務を開始する。

 「イノベーションセンター」は、現本社棟の改築と一部増築して製品の研究・開発や品質管理・分析試験などの施設とする。延べ床面積は2497㎡、設備投資額は約5億円としている。

 センター内には、見学者通路を設け、研究・開発活動や「食」の安心・安全への取りくみを見学できる施設を想定している。近隣の同社「富士山パスタプラント」や建設予定の「新清水プラント」も併せて見学してもらい、同社製品のファンを増やすとともに「明日の清水のまちづくり」に貢献する考えだ。

 なお、今後建設する「新清水プラント」は、約48億円を投じて生産体制を増強し、長期的な需要増に対応するものだ。旧パスタプラント跡地に、延べ床面積9069平方メートルの新工場を建設する。稼働予定は20年5月を予定。シーチキンLフレーク、同マイルドのツナ缶が1日約19万缶、コーン缶は同10万缶の生産を見込む。

 最新の設備を導入して生産性、安全性の向上を図る。同社は「料理の簡便化、個食化などライフスタイルの変化から、これからも缶詰需要は伸びる」とみている。