㈱冨井(静岡市葵区常盤町1─2─7、冨井一矢社長)は、5月に創業20周年を迎えた。「おかげさまで20周年を迎えることができました。これからの20年を見据えて、日本料理の奥深さや本物を知る大人のお客さまにご愛顧いただける店でありたい」と抱負を語った。著名人や老舗企業の経営者をはじめ、ここ数年は冨井氏の人脈もあって30~40代の若手経営者が足繁く訪れる。「これからの静岡を担う若手経営者の皆さまにも認知していだけるようにもなりました。心強い反面、期待を裏切らないお料理とおもてなしの接客を通じて、これからもお客さまに喜んでいただける“非日常の空間と時間”をお届けしていきたい」と気を引き締める。
6月7~8日には、とみ井と姉妹店のイタリアン“アクアヴィーテ”で周年祭を開催する。創業20周年を迎え冨井氏は、これまで“とみ井”を支えてきてくれた常連客に愛されている日本料理店としての佇まいはそのままに、若い世代の経営者や県内外の人たちに、日本料理の奥深さや、清水芸妓のお座敷遊びなど日本文化の素晴らしさを伝えていきたいと考えている。「時代の変遷と共に、静岡市内でも数が少なくなってしまった歴史ある料亭の文化を次世代に継承していくことが私どもの使命。20周年を機に料亭の味をご家庭でもお気軽にお楽しみいただけるように、私どもが使っている自家製の万能だしやポン酢といった、無添加で安心・安全な調味料をはじめ、アクアヴィーテではパスタソースなどを商品化してお客さまにご提供していきたいと考えています」。6月の周年祭には、これら自社ブランドの新商品をお披露目したいと、急ピッチで商品開発の作業を進めている。
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