静岡で広報を仕事とする、または広報職を支援したい有志が集まる広報担当者の会『静岡広報たん』が今年4月に発足し、静岡における広報職の確立に向けて活動している。代表は“たん長”の三輪早苗氏(㈱Sweets Investment・空き家買取専科)。
広報担当者同士のつながりを作り、静岡での広報職を確立し企業の発展に寄与することを目的に発足。都内では人気職種として注目を浴びる広報職だが、県内では広報職を専門に設けている企業が少ないため求人はほとんどない。また広報職があっても兼任であったり社内に一人しかいなかったりすることが多く、周囲に悩みを相談できない現状がある。
三輪氏は「広報は経営者の代弁者。他社と差別化し会社のファンを増やすためには必要な存在です。広報を置いて自社の魅力をうまく発信できる企業が増えることや、広報職に就きたい若者のU・Iターンにつなげたい」と広報職の確立を目指す。また「広報職の必要性を広めるために、セミナーや講座を開いて経営者層の意識を変えていきたい」と今後の活動に向けて意欲的に話した。
6月12日の第3回定例会ではメンバー7人が参加。メンバーが作成した自社のプレスリリースをもとに、より伝わりやすい文面について意見を出し合った。今後はメンバー内で自社PRのプレゼンテーションの場を設ける企画が決定した。「広報担当者や広報に興味を持つ経営者の方など、オブザーバーとしての参加を歓迎しています。まずは広報の力に興味を持ってもらえたら」。次回の定例会は8月21日㈫、サードプレイスDラボ(藤枝市田沼1─24─8 プレシャス田沼2F)で開催。時間は10~12時。
●問い合せ、090・3583・3700
hontoori.sanae@gmail.com(三輪)