富士市産業支援センターｆ-Ｂｉｚ（エフビズ）は、地域のビジネス支援拠点として２００８年８月４日に開設し、今年で10周年を迎えた。初年度（8カ月）に１０３２件だった来場相談件数は、昨年度４４２１件にまで上昇し、相談の約７割で売上増などの成果を上げ、「行列のできる相談所」として全国から注目を集めるようになっている。この動きに着目した国は14年６月、全都道府県にエフビズをモデルに「よろず支援拠点」を整備し、これとは別に市町村が独自にエフビズのノウハウを取り入れた「ご当地ビズ」の開設も相次いでいる。この「エフビズモデル」はまさに全国各地の地域活性化の切り札として期待される存在となっている。
８月24日㈮に「第1回全国ビズサミット」を開催
この「ご当地ビズ」が全国へ拡大していることを受け、８月24日㈮に、「全国ビズサミット」を初開催する。会場は、富士市文化会館ロゼシアター中ホール（富士市）。入場無料。記念すべき第1回は「新たな時代を生き抜く中小企業とは」をメインテーマに開催する。各地ビズのセンター長らによるパネルディスカッションやシンクタンク・ソフィアバンク代表の藤沢久美さんによる基調講演を一般に公開する。13時からセレモニー、14時10分からパネルディスカッション、16時20分から基調講演を行う。現在のｆ-Ｂｉｚ（エフビズ）モデルの「Ｂｉｚ」（ビズ）所在地は「らづＢｉｚ」（千葉県木更津市、「ドッコイセ！Ｂｉｚ」（京都府福知山）、「Ａ-Ｂｉｚ」（熱海市）、「Ｓｉｍａ-Ｂｉｚ」（長崎県新上五島町）など全国17カ所に広がっている。
●問い合せ、０５４５・３０・６３６３