Benefitea㈱(静岡市葵区一番町8─6、西沢広保社長)は、地場の食品製造会社やワイン専門店などとタッグを組み、同社独自の技術である“コールドエクストラクション製法®”を使って、食品原料に合わせて食材の旨味が引き立つ最適な茶葉やワインなどをブレンドした商品開発のプロデュースに力を入れている。
茶葉が本来持っている旨み成分を凝縮し、そのエキスだけを抽出する“コールドエクストラクション製法®”。その技術を使ったしずおか和牛 煌ローストビーフのほか、静岡産煎茶入りシュウマイ、静岡のブランドポークを使ったtea豚静岡産煎茶入り粗挽きウインナー、鶏皮の煎茶入りチップスなどの商品開発を手がけた。現在、島田市初倉産の枝豆を使った製品の開発や、食感のよいコンニャクを加工した粒状のゼリーコンニャクを入れたほうじ茶練乳かき氷などの試作、県内でレストランチェーン店を展開する地元企業とのコラボメニュー開発など、静岡ならではのさまざまな食材を使った商品開発のプロデュースを行う。また、これらの食材を使った弁当を天神屋が販売する予定で準備を進めている。
西沢社長は、「食材に茶葉をブレンドすると美味しいの?と思われる方も多いと思いますが、バジルなどの調味料に置き換えてもらえれば分かりやすいかもしれません。食材の旨味や風味をあげるための隠し味的な商品開発を進めており、試しに蕎麦粉にブレンドしたところ味わいや蕎麦の風味が増したと、手打ちした蕎麦職人も驚いていました」と評判もまずまずのようだ。今後は静岡ならではの地場産品や食材を使って、さまざまな業種業態の地元企業を巻き込んでいきたいという。「せっかく美味しい商品を開発しても販売先や売るための仕組みをつくらなければ意味がない。今までにないオリジナルのブランド商品をつくることで新たな営業販路が広がる。営業先を紐付けしていくことで、新たなマーケットをつくっていきたい」。
●問い合せ、050・3478・5121