公益財団法人SBS静岡健康増進センター(静岡市駿河区登呂3─1─1、遠山和成所長)は1月14日に新館をオープンした。最新の設備ときめ細かなケアにより、地域の健康増進に寄与していく。 静岡新聞社制作センターの隣接地に建設した2階建ての新館は、中庭を設けた明るく清潔感のある空間が印象的。新たにMRI(磁気共鳴画像)装置を導入し、脳卒中の予防や早期対策に有効な『脳ドック』の提供が可能となった。また2階にはマンモグラフィーによる乳がん検査をはじめとする婦人科健診のための専用エリアを設けたほか、運動教室や講演などを行うスペース、富士山を眺めながら休憩できるリラクゼーションルームも設置した。 健診コースは学会認定の基準項目をベースとした『人間ドック基準コース』(約4時間・税込3万9900円)を中心に、肺マルチスライスCTを追加した『肺がんコース』(同5万1450円)や、頸動脈超音波と血圧脈波の検査を加えた『動脈硬化コース』(同4万7250円)など、目的別のオプションを加えた受診が可能。「精密検査や治療が必要との結果が出た場合、面談を行い最適な医療機関や医師をご紹介して、結果の改善につなげます」と遠山所長は話す。新館を通じてさらに健診の認知度と受診率の向上につなげるため、市民健康講座やメディアを活用した情報発信・啓もう活動にも取り組んでいく。 ●予約・問い合せ、054・282・1109