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【WEST COAST】クラフトビール醸造所『WEST COAST BREWING』が完成

2019/09/20 [09月20日号掲載]

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 WEST COAST DESIGNのバストン・デレック氏が、デザイン&プロデュースを手がける、米国西海岸のクラフトビールが味わえる醸造所“WEST COAST BREWING”が6月に完成し、日本全国の飲食店や酒販店に向けて卸販売などの業務を開始した。英国のデザインチームに依頼して制作されたブランドキャラクターの“Hop Dude一族”や、米国西海岸で生まれ育ったデレック氏だからこそできるディレクションの手腕によって、WEST COAST BREWINGのクラフトビールは日本全国でブレイクしつつある。

 醸造所は先行してオープンした“WEST COAST BREWING タップルーム”(静岡市駿河区用宗2─18─1)内にある。近年注目を集めている用宗みなと温泉に隣接し、醸造設備を眺めながら自家醸造による鮮度抜群の西海岸フレーバーのクラフトビールが味わえる。家飲みやグランピングなど、仲間と楽しむシーンにも飲んでもらえるようにと、テイクアウトも可能。醸造は麦酒名人の異名をとる丹羽智氏が担当。バリエーションに富んだ味わい深いクラフトビールが数種類楽しめる。

 現在、オープンを目指してビアパブ『12』(静岡市葵区紺屋町7─14)に隣接する建物を改装し、店舗を拡張する計画で静岡市の中心市街地にオープンする予定だ。ビアパブ事業にも力を入れていく方針で、首都圏や大都市への出店も視野に流行に敏感なファッショニスタやクラバーなどを対象としたイベントとコラボレーションしていきたいとデレック氏は話す。「まずはクラフトビールを知らない若年層に向けて発信していきたい。バスケットボールやサッカーのプロチームのほか、東京オリンピックの注目競技でもあるサーフィンやスケートボード、BMXといったスポーツとの親和性も高い。スニーカーカルチャーなど、流行の先端を行くブランドや音楽フェスなどのイベントと積極的にコラボすることで、新たなきっかけを創出していきたい」。