昨年2月にオープン。他にはない、こだわりの料理の数々が瞬く間に口コミで広がり、静岡での中華料理店の地位を確固たるものにした。

 日本・中国の伝統的な発酵調味料をはじめ、薬膳の自家製醤を使用した自然派中華料理店「桜梅桃李」は、店名のとおり「自分のスタイルをトコトン探究し続けよう」という、飯岡靖章オーナーシェフの揺るぎない決意を表している。

 学生時代に静岡の中華料理店でアルバイトをしていた飯岡氏は、「身体に優しく、美味しい中華料理店を」という夢を胸に大学卒業後、横浜中華街で修業に入る。3年後、香港まで足を運び、飛び込みで香港でも指折りの有名レストランに就職、本場の空気を感じた。7年の修業の末、静岡の食品会社に転職したが夢を諦めきれず退社、東京の自然派中華の有名店で3年修業し独立した。自然派中華のジャンルでは知られた存在だ。

 「雲南省タイ族式ハーブサラダ」「骨付きラム肉のマカオ式カリーソース」「修業先の香港での忘れへぬ味 香港式海老雲呑麺」等、興味をそそるメニューの数々。冬のおすすめはキノコの生産量世界一を誇る雲南省の「山盛りキノコ鍋」だそう。また、中国全土をたどり厳選仕入れした紹興酒、自家製薬膳酒、またソムリエの資格を持つ飯岡氏が厳選した、ワインと中華のマリアージュも楽しめる。

 さらに飯岡氏は毎年、中国や周辺地域の秘境に出向き、まだ見ぬ郷土料理を発掘し続けている。「これからも中国古来の美味しい料理を紹介していきたいと思います」。

 

■住  所/静岡市葵区昭和町3-17 秀和ビルB1F

■電話・FAX/054-252-0011

■営業時間/17:30〜24:00(LO.23:00)

■座 席 数/カウンター8席、テーブル22席

■定 休 日/日曜日、第1・第3月曜日

■URL/https://oubaitouri0222.com/