藤枝市・島田市・焼津市で組織する志太3市起業ネットワーク推進協議会は11月14日、島田市地域交流センター歩歩路(ぽぽろ)で、2019年度の最終回となる「第6回シダビジネスチャレンジ」を開いた。ゲストに㈱エリアマーケティング研究所(静岡市葵区)の松下和弘氏を招いてトークセッションを行った。ファシリテーターは玉木潤一郎氏((一社)起業家育成協会理事)と菱谷真美子さん(㈱ミモザ代表取締役)。
「静岡おまちバル」や「静岡おでん祭り」などにも参画する松下氏は、「まちおこし」をテーマに「まちおこしに必要なのは、なんといっても、そのまちに思いっきりの情熱を持って取り組む『人』だ。紳士に取り組み続ければ、必ず仲間できて一体感を生む。それは、起業にも通じるものがある」と熱く語った。
松下氏は、静岡市出身。静岡大学卒業後、㈱アルバイトタイムスに入社し、同社グループ役員などを務め、同社のジャスダック上場後、2004年に起業。「人つくり コトつくり 街つくり」を掲げ、SNSやデジタルサイネージなどを駆使した地域活性化モデルの開発に本格着手するとともに、市民有志のまちおこしにも尽力する。今年は静岡の中小飲食店支援を目的とした㈱地店イノベーションの設立にも参画している。
シダビジネスチャレンジは、志太地域の経済を盛り上げ、まちを元気にする起業家を輩出するためのセミナー事業。志太エリアを中心に活躍している先輩起業家を招き、トークセッションを通して、起業体験談やビジネスチャレンジの素晴らしさを伝えることが目的。