㈱静岡テレビセンター（静岡市駿河区馬渕３─14─31─９、大橋知文社長）は地元企業などから、パソコンやデジタルカメラを使ってライブ映像配信を請け負うサービスをはじめた。ユーチューブライブやニコニコ生放送を使って映像配信を行う。競輪やオートレースなどの公営競技の映像制作で培ったノウハウを生かして、良質な映像コンテンツを手ごろな価格で提供する。価格は、映像制作の規模により、スタッフや機材によって変わるが、オペレーター１人によるインターネット配信設定、固定カメラによる撮影など２時間以内で約５万円（交通費別）。
アフターコロナの新しい生活様式を踏まえて、例えば株主総会や社葬など、大きな会場で多くの人が密集する状況を回避するための映像配信提案のほか、山間部や僻地など無線ＬＡＮなどのネットワーク環境が整備されていない場所での映像配信を手がけていきたいという。個人が簡単・手軽にネット配信ができるようになった反面、音がよく聞こえない、音質が悪い、映像が不鮮明、内容が分かりにくいなど、映像にまつわるトラブルも少なくない。そこで、ＳＢＳ静岡放送で50年以上放映している“レースガイド”などの映像コンテンツの制作実績を持つ同事業部の『静岡映像制作』が、企画・制作を行う。
『静岡映像制作』は、２０１３年から各種メディアの制作を手がける。これらノウハウを生かした企業ＰＲやリクルーティングのほか、自社商品の製品案内、企業の歩みを映像で振り返る会社歴史や、ライブ配信を行うＷｅｂ生中継などの各種コンテンツを取りそろえる。これら映像配信を静岡県内で手がける会社は少なく、これまでに話題のセミナーや人気経営者の講演会などをいち早く会員向けに配信している。「企業や団体が行うイベントのほか、セミナーなどの集客や企業の認知度向上のための身近なツールとして『静岡映像制作』を活用してほしい」と大橋社長は期待を寄せる。
- 問い合せ、０５４・２８６・３１６１