村田ボーリング技研㈱(静岡市駿河区北丸子1─30─45、村田光生社長)は6月20日、本社事務所を新社屋に移転した。
同社は昨年3月から仮事務所で営業を続け、旧社屋の解体と新事務所の建築を行っていた。設計は企業組合 針谷建築事務所、施工は㈱TOKAIが請け負った。「社員が快適に仕事ができる場所(空間)を提供したいと設計士にお願いしました。新社屋はガラスの壁や間仕切りを多く取り入れ、明るくて、奥行きが感じられる開放的な事務所だと感じています」。
内勤者だけでなく〝製造現場のスタッフも昼食や休憩を心地の良い空間で過ごしてほしい〟という考えのもと、建物の2階に広い食堂(休憩室)を設けた。食堂の隣にある会議室は必要に応じて、パーテーションを開放することで、最大106人を収容できるセミナールームとして、勉強会や入社式など、社内行事を行うことができるようにした。応接室と事務所フロアを仕切る壁もガラス張りにし、社内の様子をうかがいながら商談や打ち合わせを行えるようにしている。「来ていただいたお客さまに、〝こうしたきれいな事務所ならば、きれいな仕事をしてくれるに違いない〟。また求職者の人たちに〝きれいな職場で働きたい〟と感じてもらえると、とてもうれしく感じます。天井裏には出雲土建㈱の湿気がある時は水分を吸収し、乾燥している時は水分を排出する調湿木炭を敷き詰めました。ようやく夢がかないホッとしていまが、社員や来社される方にとって、居心地の良さを感じてほしいと考えております」と村田社長は話している。
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