静岡商工会議所などは6月26日、首都圏で働きながら副業等を希望する人と県内地元企業の交流促進・マッチングする「地域副業・テレワーク推進コンソーシアム」(通称・しずおかデュアルワークラボ)の結成記者会見を静岡市葵区のいちぼし堂で開いた。高度人材を県内に呼び込む体制を構築し、地元企業の生産性向上と大都市副業人材による関係人口の拡大を図る。
当面は、同商議所が核となって副業人材と企業のマッチング支援を担う。交流会や勉強会を通じてネットワークを拡充し、3年後には企業や副業人材を主体とした運営を目指すという。
コンソーシアムに参画する竹屋旅館の竹内佑騎社長は「副業人材の起用は、経営課題解決手段の一つと考えています。まずは地域の未来を担う次世代経営者と、多様な働き方を求める大都市の副業人材の双方が継続的に交流できるコミュニティをつくっていきたい」と語った。
しずおかデュアルワークラボの設立参加メンバーは次の通り(敬称略)。
[企業]
▽竹内佑騎(㈱竹屋旅館社長、日本医食促進協会代表理事)▽北川信央(北川グループ取締役)▽青木真咲(㈱Otono社長)▽長橋健太郎(ナガハシ印刷㈱専務)▽黒田淳将(㈱Sweets Investment・空き家買取専科不動産事業部長)▽増田正寿(㈱インフィック社長)
[副業人材支援]
▽松田翔悟(ふるさと人材交流支援機構代表理事)▽住吉昇太(ふるさと人材交流支援機構)
[コーディネーター]
▽村上孝明(静岡商工会議所地域人事部長)
[協力]
▽関東経済産業局▽静岡市▽静岡銀行▽静岡経済研究所▽静岡県プロフェッショナル人材戦略拠点事業