臨済宗妙心寺派光増寺(静岡市駿河区西島68、平松智満住職)は、『お花の永代供養墓「安心(あんじん)塔」』を建立した。
1614年(慶長19年)に芳祝和尚禅士が開山した光増寺は、400年以上の歴史を持つ臨済宗妙心寺派の古刹だ。遺体の安置から、納棺、通夜、葬儀、告別式、火葬後の精進落としまで寺内で執り行える環境を整え、お盆やお彼岸の時期にはお墓参りに訪れる人の姿が多く見受けられる。
その一方で近年はお墓の在り方や捉え方が大きく変わろうとしており、『安心塔』は、そのニーズに応えるために建てられたという。「お花の永代供養墓」という名称通り、洋風の合同墓には四季折々、彩り豊かな花が飾られている。「生前に、お墓の手入れなどで遺族に手間は取らせたくないという意思を示す方。家族が遠くで生活し、独りで暮らしているという方など、事情はさまざまですが、お墓を立てずに永代供養で済ませたいという方が増えてきています。ご遺族やご親族の心の支えとなり、故人を弔うお手伝いをすることが我々の役目ですが、多様化するニーズに応える環境を整えることも、これから必要とされると感じています」と16代目の平松住職は話す。なお、『お花の永代供養墓「安心塔」』の価格は1霊48万円となっている。
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