第60回全国推奨土産品審査会にて、㈱栄商会（浜松市東区神立町１１６─５、吉澤隆社長）が製造・販売する『遠州綿紬ふぇいすスタンド』が日本商店連盟理事長賞を受賞した。日本全国の観光土産品などを取り扱う３４７社が６６９点を出点した。同審査会は、全国観光土産品連盟・日本商工会議所の共催により東京・ビジョンセンター田町で開催された。
江戸時代から続く浜松の伝統織物“遠州綿紬”を表面の生地に使い、内側にはマイクロファイバーを使用している。 犬の顔の部分にメガネをかけられるほか、頭の部分にはスマートフォンが差し込めるようになっている。また、耳の部分は取り外し可能なクリーナーとした。クリーナーの使用方法は、耳の部分に親指と人差し指を差し込んでメガネレンズを挟み込んで拭いたり、スマートフォンの画面を拭いたりすれば、皮脂などの汚れを落とすことができるという。価格は３０８０円（税込）
企画デザインを担当する藤田悦子さんは、「遠州綿紬ふぇいすスタンドは単なるメガネスタンドではなく、メガネ＆スマートフォンスタンドとクリーナーが１つになった多機能型の可愛らしいスタンドです」と話す。ほかにも、遠州綿紬を着物のデザインにした和柄のクリーニングクロスや鹿皮に遠州綿紬を縫い込んだものなど、顧客ニーズに対応した新製品の開発も積極的に進めている。遠州綿紬は繊維のまち浜松を象徴する伝統工芸品として、地域経済の活性化に一役買っている。
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