静岡市国際交流協会(静岡市葵区追手町5─1、静岡市役所17階)が6月1日付で一般財団法人となり、加藤博一氏(静岡西ロータリークラブ理事)が理事長に就任した。これまで行ってきた全事業は、新法人が引き続き実施する。また今後は企業の賛助会員拡大と交流事業を強化していく考えだ。
同協会は2011年4月、総務省から「地域の国際交流を推進する中核的な組織」として、「地域国際化協会」に認定されている。3つの基本方針である「地域経済の活性化を支える仕組み」「地域外交を支える取組み」「多文化共生社会の構築」に沿って、さまざまな活動を展開している。
人材育成への「気づき」を
法人会員を募集中‼︎
静岡市の委託事業として「静岡市多文化共生総合相談センター」を運営し、外国人や外国人を雇用する企業の支援を図っている。また企業支援事業としては、企業と連携を図りながら、本市に駐在となる外国人及びその家族の生活面での支援体制を構築し、ダイバーシティの実現に寄与する。また、外国人が働きやすい環境を整えることで、海外から本市への投資促進(企業誘致等)に向けた取組みを支えていく考えだ。
加藤理事長は「実際に外国人を雇用している企業、また外国人雇用に関心を示す企業は市内にも多くあると思います。“外国人”というキーワードのコミュニティに参加し、交流することで本来の人材育成などの気づきを得ることができると思います」と語る。
企業の賛助会員の会費は年間1万円。会員限定のイベントや協会広報誌への記事掲載などの特典がある。
- 問い合せ、054・273・5931